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2009-8-31 自由人blog

「家庭の事情」 で社長辞任されるんだ。

ちょっとびっくりしています。

日本板硝子のスチュアート・チェンバース社長が辞任される件に関して。

日本板硝子が英ピルキントンを買収した時はちょっとニュースになりましたよね。小が大を呑む買収ということで。日本の企業でもそんなことをやるんだー、と単純に驚いたことを覚えています。

そして、その当時から「どうやって統治するの?」と話題になっておりました。「案の定?」統治は難しかったらしく、規模のメリットも出ませんでしたよね、長らく。それが、これまた日本板硝子の経営陣の大英断なんですが、買収先のピルキントンから、チェンバースさんを社長に引っ張ってきました。

これもびっくりしましたね。

日本板硝子やるなぁ、と。日本の企業らしくないウジウジさが無くて、素晴らしいですよね。ニュースやインタビューでしか知りませんが、日本の企業的なものの考え方(継続を大事する考え方とか)は保持したままだという認識なので、その卓越したバランス感覚に羨望を感じたものです。

で、チェンバース社長も結果を出していたようですね。先日の日経ビジネスでも、藤本前社長が「スピード感が違う」とチェンバースさんを持ち上げておりました。

・・・ところが。

「16歳の息子との距離が離れていくことを感じた」と発言してのご退任です。

うーん。
多くの社員さんたちにとってはちょっと嬉しくないニュースでしょうね。それでも、一旦入れた外部の血(やり方)をうまく融合させて「転じて福」としそうですけど。藤本さんなら。

それにしても、外国の方って凄いなぁ。決断力が。

私の研究室の先輩が日本板硝子です。まだ、ご在職でしょうかね?
会いたいなぁ、久しぶりに。