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2007-2-27 ITのお話

中国に行ってみようと思っています。

国際力学の変化を感じています。

昨年まではある程度世界の基調は変わっていないという認識でした。
確かに私が社会に出て、いろいろとモノを深く考えるようになった 2000 年から、基本的な趨勢がそれほど変わっているようには思えませんでした。

しかし。

最近、世界が大きく動いている気がします。
原動力はやはり、お金。嫌なキーワードですが、現実に人間を動かす力を持っているのは確かです。お金、と対を成すのですが、もうひとつのキーワードは資源、です。石油ではなくレアメタル。「安価な労働力」という資源ではなく、食物として消費されない食品です。

 ・斜陽感が出てきたアメリカのこれから
 ・勃興がひと段落しそうな中国
 ・求心力がまた失われてきたような欧州
 ・混迷度、独走が如実になり始めたロシア
 ・これまでと違うステージで勢いに乗り出したインド/ブラジル
 ・今度は金融の成長センターとしてのし上がってきつつあるアジア
 ・基本的な人権が確保されずに混迷を続けるアフリカの一部の国
 ・そして未だに迷っているのか、進んでいるのか不明な日本

・・・

いろいろ考えているのですがなかなかクリアに世界を捉えられないもどかしさがあります。考えの切り口が自分の中でピンと来ていません。

きっと日本にいるからだ!と気がつきましたのでちょっと日本を離れてみようかと思っています。どうせなら一番分かっていない国に行こう!と考えて行き先を中国にしました。

対象を手っ取り早く理解するには自分が一番得意な分野から切り込むべき。鉄則ですね。そういうわけで中国のソフトウェア開発の現状を見てこようと思っています。

なにが分かるかは分かりませんが、現在の立ち位置で日本にいるよりは知見が広まることは間違いないでしょう。

楽しみです。

何を得るか。何を失うか。