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2009-9-22 自由人blog

河井継之助 が凄い

司馬遼太郎の 「峠」 を読み終わりました。

2回目です。
実は前回も凄く感動して、Blog にエントリしたように思います。

細かく言うと、「河井継之助」が凄いのではなく、司馬遼太郎が 「峠」 という小説で描いた「河井継之助」とう人物が凄い、という話ですが。

彼の合理主義的な考え方と、出自があって、その上で、自分の振る舞いと言うものがある、という考え方には非常に共感します。人間、自分を基礎構成する礎があってこその自分ですよね。

私も高校生くらいの時には「親と自分に何の関係も無い。」、「あるとすれば反面教師としての存在価値だけだ」と思っておりましたが、とんでもない。

山や、海が近くに無い埼玉で寝起きすることのしんどさはどう考えても 自分自身のこれまでの人生に立脚したものの考え方、見方です。もちろん、いまでは両親への感謝の気持ちもあります。人一倍、とはとてもいえませんけど。

そんなことも思いながら、司馬遼太郎の重さにちょっと辟易して、現在は辻一成 などを読んでおります。

 「愛のあとにくるもの」

これも相当面白い。
実は恋愛ものも大好きな私です。
#「人を好きになること」の心理描写が好きなのです。