私は兵庫県の西宮市というところで育ちました。

幼稚園は非常に家の近所でした。ただ、私は幼稚園時代の記憶がほとんどありません。私の記憶は 8歳くらいから明確になってきます。ので、なんとも評価はできないのですが、あったかい幼稚園だった記憶はあります。

先日の連休で関西に行ってましたのでそこでその幼稚園を見てきました。
私がいた頃と比較して、周りのたんぼも無くなっていますし、園舎もきれいに建て替えられているのであまり「懐かしー」という感じはしないのですが。

気になる一言が園舎に書いてあります。

ね。

　　「こどもはみんなすばらしい」

ですって。確かに。

この幼稚園の周りの看板には子供たちが日々作り出す微笑ましいエピソードが週替わり(？)くらいで、掲示されているのですが、その掲示物を見ても「うーん、やっぱり子供はいいなぁ」と思ってしまいます。

ただ。
ちょっと待って下さいよ、と。

何も素晴らしいのは「こども」に限りませんよね。人はおおよそ皆素晴らしい。素晴らしくない一面があるだけで、根本的には皆素晴らしいと思います。

もちろん、うちの社員さん達も。

でも、やっぱり、以前に言ったことを理解してもらえてなかったり、指示したとおりにいろいろやってもらえなかったりすると心が乱れてしまいますね。それでも、気持ちの根底には(そんなに一番下では無いところで)、皆さんを「優秀な人物だ」と思っている自分は居ますよ。信じてもらえるかなぁ、皆さんに。

私は結構そういうところで悩むことが多いです。時間もかなり使います。それでも、やっぱり、思ったとおりには物事は(まっすぐに)前に進んでいかないものですよね。

まぁ、この紆余曲折さ加減が人生の面白さなんでしょうけど。

というわけで、社員の皆さん、私が指摘しているのは「その事象に関してのみ」なので、自己否定などしないで下さいね。

　「ひとはみんなすばらしい」

明言ですし、真実です。