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2010-1-4 社長blog

Ferix Phase2 の定義

新年、あけましておめでとうございます。

前回エントリでも同様の挨拶でしたが、本エントリを UP するにあたり、やはり、「新年だから初心に帰り、足元を見直す」という気持ちでおりますので、どうしても同じ挨拶が必要です。

さて、昨年最期のエントリの 10 大ニュースでも記述しましたが、Ferix という会社は2009年で Phase 1 を終了して、Phase 2 に入りました。

なにが違うか。一番違うところは Ferix 社員(構成員)の位置づけです。これまでは「楽しく働く」ということを社是としていました。「現代社会をそこそこ満足しながら生きていくにはある程度のお金が必要」といのは疑いのない事実だと思います。その「お金を生む」という行為自体はそれほど”楽しい”ことでは無いですから、その行為自体を”楽しもう”というのが弊社の主義主張でした。そして、”楽しむ”方策、目的は何でも良い、各自に任す、といのが方針でした。

それは耳に優しい「自主性」であると同時に「決定責任の放棄」でもあります。Ferix にはそういうところが多々あります。あると思っています。反省しているところです。

それで、「楽しく働く」という錦の御旗に少し言葉を添えようと思います。

「ソフトウェア開発技術者として、結果を残しながら楽しく働く」としたいと思います。弊社はソフトウェア開発会社です。それも、主に受託開発を主業務をしています。弊社はもちろん、受託開発に閉じず、われわれが搾り出した技術シーズのスキーム、ビジネススキームでも社会に認められたい、お金を稼いでいきたいと強く思っておりますが、それだけを夢見る「夢追い人」で終わるつもりもありません。

そのためには各自が「しっかりした」ソフトウェア開発技術者であることを求めます。Ferix らしからぬ厳しい言葉で言うと「一人前のソフトウェア開発技術者になっていなければ、Ferix では主張はできない」ということです。Ferix で自分の意見を言い、自分の意思をチームの意思として共有していこうと言うなら先ずソフトウェア開発技術者として一人前たれ、ということです。

ソフトウェア開発技術者として一人前とはどういうことか、となるとまたまた定義は曖昧ですが、Ferix では以下と定義したいと思います。

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プロジェクトリーダとして、顧客仕様を調整し、社内のリソースを調整して納期と品質を守り、顧客の要望に対する結果を最大化できる人間
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弊社の規模では真の意味でのプロジェクトマネージャはいません。私も含めて、です。皆さんのご存知の通り、私もプレイングマネージャです。リソースの差配だけして、OK というポジションは存在していません。それが無いのは、その規模を求めないのは「その仕事は”川原が考える”面白い仕事では無い」と捉えているからです。
#世の中のプロジェクトマネージャの方、すみません。

皆さん、一人前のソフトウェア開発技術者になりましょう。特に最期の「顧客の要望に対する結果を最大化」することは容易ではありません。弊社のような小さな会社で開発期間が2-3ヶ月とい短さの中で顧客のことを考えて考え抜かなければ、顧客の要望を上回るような提案はできません。システムに、仕組みを埋め込むことはできません。その部分を充分に、心に刻んで日々の活動をお願いします。

そして、一人前のソフトウェア開発技術者が揃った暁には、正々堂々と、「世の中に Ferix の存在価値を問うようなシステム」をリリースしましょう。

昨年のソリューション戦略会議は確かにその方針に沿った会議です。その流れをきっちりと繰り返し、我々の価値を証明してみましょう。そして、ソフトウェア開発技術者として、「楽しく」働いていきましょう。

社員の皆様、社員以外のステークホルダーの皆様、今年も よろしくお願いいたします。