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2006-12-5 ITのお話

ざくっと短くなりました

本日は一日かけてあるソフトウェアの実装をしていました。

やはり、開発はすきなのでしょうね。「大好き!」というわけではありませんが、結構楽しんでやっています。本日の要件は既存のソフトウェアをちょっとだけ改造して、見た目を大きく変えること、です。

構造は十分に理解しているのでちょちょいの作業と思っていたのですが、どうして、どうして。かなりしんどかったです。理由は既存のソースの問題。

先週、私が独立してから良くしてもらっているソフトウェア開発の大先輩と少し技術に関して意見を交換する時間を持ちました。彼が言うには「既存のソフトウェア開発言語は設計の縛りがきつすぎる!」というものでした。ソフトウェアの改版は必ずオリジナルのソフトウェアよりも良くなるので、もっと自由度を(言語レベルで)持たせるべきだ、というものです。

なるほど、と思います。
「修正」をするわけですから必ず改版後はソフトウェアは良くなりますよね。

しかしです。
そもそもの設計者の意図を超えて改版可能であるべきなのでしょうか、言語が。
私はその点はかなり疑問に思ってしまいます。超えられない設計の壁を作っておけるからこそ、人工言語のよさがあるのではないでしょうか。

と言うことを考えていて、本日のソース。
ちょっと設計の意図を理解するのが困難なソースでした。

この手のソースを最近目にする機会が増えました。
言語や開発環境自体が賢くなってそもそも人間の賢さ(ひとひねりの頑張り)が不必要になってきたからでしょうか。

本日の作業のように第三者が改修を行うという状況になるとソフトウェアとしての足腰の弱さはいっぺんに露呈します。やはり、設計はとても大切です。ソフトウェア開発では。弊社の売りはその設計そのものにあります。工務店ではなくて、設計事務所。いや、設計も出来る工務店、という位置づけでしょうか。

結局、一日がかりで全てを改版しましたよ。しんどかった。

肝となる箇所のソースコード量は半分になりました。
処理も相当高速になりました。

しんどかったですが、充実感あります。お疲れ様です。>私自身