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2013-5-26 社長blog

メールを CC するな、という件に関して

Ferix ではプロジェクトに 1対1 で ML を作ります。

その ML は通常、社員全員がアサインされています。

なぜ、全員をアサインした ML としているのか。

私が大きな会社にいたのは 25歳-30歳です。その間、「自分の知らないところで情報が回っていて、断片を耳にしたタイミングで全容を上司に聞きにいく必要がある」ということが多々ありました。

上記の場合、色々考えることがあります。

 ・そもそも上司に聞いてよい情報なのかどうかを考えなくてはならない

   ↑なんで自分には情報が回っていないのか、を考えなければならないことも多かったです。

 ・上司が不在のことが多く、聞くタイミングを図らなければならない

  (そのために喫煙室によく行っていました。上司が離籍するタイミングに合わせて)

 ・ただでさえ忙しそうな上司の時間をブロックして、情報を聞き出さなければならない

解決策は「必要/不要 を判断せず、”秘密にしなければならない情報”以外は共有すればよい」だと思っていました。

ですので、Ferix ではML は基本全員共有です。

ただ、先日。

お客さんのところで、以下の立て札がありました。

==
メールのあて先を絞りましょう
==

なるほど。確かに送付側には送付先は見ているだろう、という気持ちがあると思います。実際には受信側はとても捌ききれていないので見ていない。そのギャップがあるならそもそも送らないほうがコミュニケーションが円滑だろうということですね。

F2F コミュニケーションのススメ、というのもありました。「隣にいる人にメールをするな」という言葉もよく言われます。

上記の問題はどちらもよく良くわかりますが、私が前の会社で感じたメリット/デメリットもあるでしょう。

また、隣人へのコミュニケーションに関しても、一旦メールにまとめてもらったほうが 発信側も思考がまとまるし、受信側も状況の把握に対する時間は節約できると思います。

物事にどこから見ても 正しい/正しくない というのは非常に少ないと思いますが、それらを組織で決めていくことが大事で、それを決定した理由を共有していくこおとが会社文化の共有だと思いますね。

久しぶりにメールコミュニケーションンに関する掲示を見たので「昔は何を考えてたっけなぁ」という思いと共にエントリしてみました。