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2007-3-4 社長blog
ゴア氏への批判
ゴア氏が批判を浴びています。
「不都合な真実」に出演し、その後も世界各地で省エネルギー社会の必要性の講演を繰り返している彼ですが、自宅の大量エネルギー消費や彼が移動に自家用ジェットを利用していることを批判されています。
ある意味、当然ですよね。わざわざ指摘するまでも無いパラドックスです。ある一人の人物が頑張ってプロパガンダを行おうとするとそれには地球負荷の増大という側面がでてくる。複数のオピニオンリーダが乱立するような思想であれば今はインターネットという力がありますのでそうでもないのでしょうが。
しかし、世界の環境問題という問題の本質を考えると彼のようなリーダシップを必要としているようにも見えます。一方で彼が何を話し、どれだけ拍手喝さいを浴びようとも少なくとも個人レベルでは誰も協力していないように見えます。
#もちろん個人で環境問題に取り組んでいる人はたくさん居ます。
日本のゴミの分別もそうですから。そうではなく、彼の演説を聞いて生活を
変える人はほとんど居ないんじゃないか、ということです。
地球に負荷がかかっておかしくなってきているのは事実ですのでなんとか止めたいですが、実際に最も有効な方法は何なのでしょうか。私にも良く分かっていません。ほぼ間違いなく言えることはゴアさんのような宣伝カーと個人個人の意識の改革が同時に進むことが必要だと思ってはいますけど。
それにしてもある意味この活動をすることによって聖域に上り詰めたゴアさんに早速こんな批判を展開する勢力が現れるところが凄くアメリカ的ですね。日本では圧倒的に大衆の人気を集める人物にはなかなか批判勢力が現れないように思えますが。
「テネシー政策研究センター」やるなぁ。