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2007-4-4 ITのお話

技術の見せ方

弊社はソフトウェア開発会社です。

自分で言うのもなんですが結構広範な技術を持っていると思っています。Windows 系は少し弱いですがそれでも、.net アプリも開発します。組込から、WEB まで。C から Java、PHP まで。もちろん、TRON や BREW などのプラットフォームもやります。

ココまではただの自慢です。いや、自慢と言うより営業トークですかね。

先日顧客に Windows クライアントアプリをひとつ提供しました。それは期間限定で利用できるアプリでして認証ファイルは弊社の提供する WEB サイトから取得してください、というものでした。もちろん、認証ファイルを勝手に書き換えてしまわれないように二重三重にガードをかけたのですが、最初のハードルとして、当該ファイルの解凍は弊社提供アプリでしかできません、というものにしました。

対象のファイルの拡張子は zip なのですが、ちょっと特殊な zip にしてあります。

しかし、それがあだになりました。顧客から「受領した認証ファイルが開けない」というクレームをいただきました。

なるほど、それは確かに開けません。それどころか、Windows 君は「ファイルが壊れています。」等とファイル生成者を悪者扱いにするようなメッセージを出力するのです。ちょっと心外ですね。そのメッセージは。

本来は操作マニュアルにきちんと書かなかった我々がいけないのですが、技術の見せ方も考える必要があるなぁと考えさせられる一件でした。

現在我々が開発している Greenhorn も利用者のリテラシレベルをきっちり絞る必要があるかもしれません。
むずかしい。