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2006-8-30 社長blog

ネオテニー

昨日、経済産業省が企画しているあるフォーラムに行ってきました。

そのフォーラムのキーノートでお話をされたのが、Joi こと、伊藤穣一さんでした。
そもそもそのフォーラムは IM(インスタントメッセンジャ)の エンタープライズ利用(ビジネスユース)を促進する会が開催しているようで、IM の未来、というより プレゼンス共有の未来(コンテキストアウェア)に関して話をされていました。

話の内容は面白い一面もあり、どこかで聞いたような話もあり、という感じでしたが、現在、伊藤さんの肩書きが「(株)ネオテニー CEO」となっていた事が気になってネオテニーを調べてみました。

会社の事業はベンチャーキャピタルでした。本当は会社の事が知りたかったのですが、悪い癖で社名のほうが気になってしまいました。というのも会社概要で以下のようにわざわざ説明がありましたので。
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Neotenyという言葉が持つ意味合いは「大人になっても引き続き持ちつづける子供の要素」というものです。
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なんだか調べると面白そうな匂いのする単語ですよね。

そこから調べると両生類が大人になっても幼態を保持している事を指す言葉だそうです。大人になったという判断は性器の成熟で判断するそうです。最も有名なのがいわゆる ウーパールーパー です。ウーパールーパーは幼態のえら呼吸状態のまま(顔の横のひらひらはエラなのです)大人になります。ただし、ウーパールーパーとは「種を表す正しい名称ではない」そうです。

そこまでは普通の話なのですがもう少し面白い事が分かりました。
ウーパールーパーはサンショウウオ類で幼生の姿のままで性的に成熟して繁殖する、そうですが、なんと生育条件を変えればサンショウウオ類の標準的な成体の姿に成長する、んですって。なんだか変な感じですね。全く違う形態の生き物が同種だなんて。しかも、幼形成熟はウーパールーパーの寿命を延ばす要因となっているかも知れないという事も書かれていました。

更に更に。ネオテニーの説明には以下のような事も書いてありました。
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1920年にL・ボルクが、「人類ネオテニー説」を提唱した。チンパンジーの幼形が人類と似ている点が多いため、ヒトはチンパンジーのネオテニーだという説である。幼体が例えば突然変異などで発育不全に陥り、何らかの理由によって性的に成熟できたもの中で進化したのが人類だと主張する。
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なんだか説得力があるのか無いのかは分かりませんが、面白いですね。
人間はチンパンチーになれなかった出来損ないなんですかね。なんだか少しサバン症候群にも通じません?