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2006-9-6 社長blog
ダイエー樋口さん退任の時期
ダイエーの樋口さんが退任されるそうです。
2005年5月の就任から1年ちょっとです。
ダイエーの再建に関してはいろいろなところで様々な方が意見を述べていますが、私個人としてはやはりこの決断は No だと思います。理由は、社員さんがかわいそう という事に尽きます。
確かに樋口さん及びダイエーという法人が社会に約束した再建計画通りには進んでいないかもしれません。しかし、それでも社員さん達が「俺達上手くいっていないぞ」、と思うまでには達していないと思うのです。ぎりぎりですが、そこそこ数字は出ています。世間的にも一時ほどの落ち込みは感じません。会社が上手く回っていないと社員が実感できないで辞めるという事は、社員にとっては晴天の霹靂であるということだと思います。そして、ダイエーには新たな経営理念を持った社長が就任する。
こんなことを繰り返していますよね。ダイエーは。
そろそろこのループを抜ける必要があると思うのです。先ずは社員さん達を安心させる重石の役が必要です。彼らは誰に共感して働けばよいのでしょうか。何を信じて無理をすればよいのでしょうか。TOP が変わるということはその根幹が揺らぐということです。なにも、株主に公開される理念だけが理念ではないです。むしろそんなテキストベースの理念なんて、現場ではなにも共有できていないでしょう。TOP の生の信念、言動、背中、そういうものが本当の会社の理念になっていくのだと思います。そういう意味から TOP の交代は必ず軸が揺らぎます。軸が揺らいだ仲での労働は本当にしんどい。私は経験からも思います。
ちょっと話は変わります。
日経ビジネスの中で樋口さんは仰っていました。「私はブレーンを連れてきたわけではないですし・・・」、と。
ブレーン!
我社にはいるかなぁ。私の片腕。二人とも片腕なのですがまだまだブレーンという立ち位置ではないですね。早くブレーンになって欲しい。期待しています。もっともっとフィールドを広げて、得意分野は深堀してブレーンになってくださいね。
・・・・だって。
「ブレーン」って響がカッコイイじゃない。