Blogブログ

2008-1-11 ITのお話

Web 3.0 を考える(年始ですから)

オライリー さんが Web2.0 という概念を提唱して以来、XXXX2.0 という言葉がやたらを言われだしましたよね。あれから2年ちょっと経ちました。現在は Web の新潮流は 4年周期(暗黒期との繰り返しなので実際は8年周期)で繰り返すといわれている中で、Web 3.0 という言葉が出回っています。

我々も この世界で生き抜いていく為に「次」の潮流を見極めようと、できればその波に乗ろうと必死で頭を回しています。

確実に来る世界。それは・・・・

 ・太いネットワーク
 ・早い CPU
 ・膨大なストレージ

ですね。これは間違いないです。その次に確実なことが・・・

 ・現在の携帯電話よりもユーザインターフェースが改善されたモバイル端末1人1台携帯

でしょうか。

社会インフラ的には NGN は確実。WiMAX も確実。(サービスが始まるという意味で。普及は別問題。)
デバイス的には有機 EL に代表されるデバイスの小型化、は確実です。

さて、では、これらが実現される社会におけるソフトウェア/ネットワーク とはどういったものでしょう。古いインターネットの世界では一般ユーザは情報を収集することが目的でした。その次にサーバが用意したインタラクティブ性(相互性)を利用したソフトウェア/ネットワークの時代が来ました。現在は機能をネットワーク上に依存した社会が到来しています。SAAS と呼ばれるソフトウェアの利用形態がそれですね。

では、この先は何がくるでしょうか。

そうです。全てをネットワークに置く時代が来ますね。データも機能もネットワーク。Microsoft がすべきことは Google に対抗して SAAS っぽい(しかもちょっと足りてない)システムを提供することではなく、データも機能もネットワーク上にあって動作する OS(環境)を提供することですよ。

それによって、自分の PC などという概念が無くなり、PC でも 携帯でも 外出先でもどのデバイスでも同じ情報にアクセスし、同じ機能が使える時代が来ます。持ち歩くものは入力インターフェースと、表示デバイスのみ。それが手袋と ヘッドマウントディスプレイ で済ませるようになれば、持ち歩くものもなくなります。

その世界で必要なソフトウェア/ネットワークはなにか。

やはり、その辺りから逆算してサービスを練っていく必要がありそうですね。

年頭から空想全開です(笑)。