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2009-5-21 自由人blog

生きて死ぬ私

先日より、茂木先生の考え方が気に入っています。

巷でも有名な先生らしいのですが、先日ふと書店で手にした本が先生の本で。。。それ以来愛読しています。

生きて死ぬ私

表題の通り、茂木先生の死生観が溢れています。共感できる部分が多いですが、核心の部分で意外と共通項が無かったり。面白いです。

死ぬことを恐れている人は多いですが、死んだらなにも無くなる(自分が存在したことすら認識できなくなる)ことを恐れている人は結構少ないのですって。そんなバカな。ホントでしょうか(もちろん、調査結果を引いておられますが)。私は小学校3年生くらいでその事実に気がついて、夜はたまに眠れなくなりました。当時は本当に怖かったです。自分の存在が消えることが。なぜか今はかなり平気ですね。DNA を残したからでしょうか。既に人生的には多少何かを達成した気分になっているのでしょうか。

4月中旬からベクターが、「ブラウザゲーム」というものをはじめました。「それは確かにゲームの敷居は低いなぁ。」と思って早速試してみました。アクションゲームもあるようなのですが、せっかくなので私の好きな歴史 SG 「三国志」をやってみました。

5月18日までのβテストです、という触れ込みでしたが、非常に面白かったです。

ところが。

私はβテストが何なのか、全く理解できていませんでした。隣の領地の人と仲良くなって、攻めたり攻められたりしていたのですがそこでの自分の領地の拡大も、部下の武将の成長も、βテスト終了とともに全てなくなってしまいました。

   え!?

と思いつつ、「なーるほど。これがβテストか」と妙なところで思わず手にした収穫を喜んでいたのですが。その近辺の領地の仲良くなった方たちと連絡をとる方法が一切無いことに気がつきました。これにはびっくり。なんだ、これ、と。ある意味「死」ですね。明確な。場所は仮想空間ですが、その関係性において現実の「死」でした。

すげー。これが「死」なんだ、とこちらも妙なところで納得しました。

で、表題の本を読んでいます。

人生、このつながりが面白い。