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2009-6-22 父親blog

パンツは自分で洗いなさい

「自分のパンツくらいは自分で洗いなさい」

私が中学校に入学したときに先生から言われた言葉です。自分がお風呂に入るときに脱いだパンツを持って入って洗いなさい、と。

そういう変わった事をやる学校でした。「電車内では座ってはいけません」とか「学校の便所は亀の子たわしで手洗いする(大便器も)」とか。

六甲中学/六甲高校というところでした。精神の鍛錬をかなり重要視している学校でした。もの凄い抽象的な概念ですが「六甲精神」という言葉がありました。その実体の定義は無いのですが「六甲精神に反しているだろう!」という言葉で、よく怒られました。論理的な反発を許さない(誰も反発しない)環境で、抽象的な言葉で拘束することの有効性を子供心に痛感したものです。

その学校はとても好きですよ。卒業から15年経ちましたが、今でも30人くらいの友人とはつながっています。素晴らしい学校でした。当時はなかなか肯定的に捉えることは難しい学校でしたが(笑)。

最近、10年くらい年上の先輩と呑む機会がありました。その先輩の息子さん達は自宅でおしっこが便器から漏れても絶対に拭かないんですって。先輩が注意しても「汚いのに、ふけるか!」だそうです。えー。だってそれって誰かは拭いているじゃないですか・・・(おそらく奥さんが)。

んー。難しい。我々の子供でもそういうことができないのでしょうかね?先輩は「父ちゃんが拭いているんだからお前も拭け」と言ったそうです。結果は聞いたのか、聞いていないのか・・忘れてしまいましたが。

私の子供たちも、週末に上履きを持って帰ってきます。それを自分達で洗わしたりしています。お風呂の時に。ただ、この2週ほど連続で私が洗いながら・・・「こういうの久しぶりだなぁ」と思って、このエントリです。

「自分のパンツを自分で洗わす」なんて良い教育していたなぁ、あの学校。と懐かしくなりました。