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2006-10-17 社長blog

AU、Java へ回帰

AU が Java に帰ってきます。

au携帯電話においてJava?で作成されたオープンアプリがご利用可能に
他、参考。
http://www.au.kddi.com/ezfactory/tec/spec/openappli.html

Java は有名なプログラミング言語ですから、皆さんご存知だと思います。昔むかし、携帯電話で自由なソフトウェアが動き出した頃(当時は i アプリ という名前が有名でした)、キャリア各社はこぞって Java VM 搭載携帯をリリースしました。VM とは Virtual Machine の頭文字で仮想マシンのことです。

ん?なんの説明にもなっていませんね。
VM とはつまり、あたかもその環境上で動いている可能ような環境を提供するソフトウェアという意味です。

ん?さらに分からなくなりましたね。

言い直しましょう。
VM とはつまり、いろいろ携帯があるけど VM っていうソフトウェアが載っている携帯ならどんな機種でも貴方の作ったソフトウェアが動く状況にしてあげましょう、という環境の名前です。

Java はその出現当時(1990年代後半)、なにが凄かったかというとこの概念です。良く Write Once、Run Anywhere(書くのは一回、動くのはどこでも)という言葉で表現される概念です。それまでは、我々ソフトウェア開発者さん達はアプリケーションは対象機種毎に作っていました。それが Java VM の登場でどれかの機種向けに作製すればどの機種でも動くという状況が発生したのです。これはなかなか画期的でした。素晴らしかった。

Java の説明が長くなりましたが、この状況に携帯電話各社が飛びつきました。
2000年ごろです。

しかし、その後、AU は QUALCOMM と手を組み、Java ではなく BREW という環境を選択しました。それが、です。今のタイミングでやっぱり Java だと言うのです。面白い動きです。

なぜ Java かというと、BREW では一般のソフトウェア開発会社(人)が自由なソフトウェアを開発する事ができないためです。BREW はその性格上、動作するソフトウェアに厳格な安全性を求めます。アプリケーションの審査基準が厳しい。それは AU がビジネスを展開する上で利点であったのですが、ナンバーポータビリティが始まるこの時期にソフトウェアの非充実は直接勝敗につながると読んだのでしょう。

歩幅は小さいですが、方向には大きな意味のある一歩です。
なぜなら Java を動作する端末を作るということはアプリケーションチップを積むということ。つまり、ハードの値段、電池の消耗の部分で不利があるにも関らずその方法に傾斜するということだからです。
#ひょっとしてアプリケーションチップは不要なのかもしれません。
 そんな門外不出の理由があるのであれば、私は知りえませんのでご勘弁を。

この動きは最近のコンテンツサプライヤーは誰か、という流れに大きく乗っています。
意図するコンテンツ(従来のお金の動くコンテンツ)と同じくらい意図しないコンテンツ(ユーザが自然発生的に生成するコンテンツ)が重要であるという概念です。

凄いですね。
なにより、この段階のこの大きな決断をひっそりと出来てしまう AU の姿勢に共感します。
やはり、ちょっと凄い会社ですね、KDDI。

これに関連してちょっと凄い画像を見つけました。
これ。

こんなのあり?
勝手に貼って怒られるかな^^;