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2011-3-22 父親blog

年収1%を義援金に

先週金曜日、埼玉スーパーアリーナに行ってきました。

本来、行ってはだめだと思います。行くことは正しい事だと思えません。

ただ、この未曾有の災害を36歳という年齢で迎えた一人の人間として自分の中で屹立した考え方を持つために、行ってきました。

関係各位の皆様、実際に避難してこられた皆様に、まず、御詫びさせていただけます。

友人が同窓メンバに対して、表題の提唱をしました。確かに、それは今回の災害では無く、自分自身の生きる指針として、「当然だな」、と思いましたので、私も同意させていただきました。1% という数字が適性かどうかは、議論があると思いますが、最低 1%という提唱はありだな、と思いました。私は、月に1日、つまり、表題の表現ですと、3% を「誰だかわからない誰か」に奉仕する日にしたいと思います。今後の人生、そうして生きます。

年収1%を義援金にすることを提唱する
 http://ameblo.jp/tadatokobe/entry-10831152374.html

実際に仕事をしてお金を稼いでも良いし、労働力を提供してボランティアをするかもしれません。ただ、月に1日を提供できずにどうするんだ、自分、というスタンスで生きていこうと思っています。

埼玉スーパーアリーナで思った事も少し書きます。

埼玉スーパーアリーナに行く前に、行って自分にできる事はなんだろうか、と考えたのですが、全く良い答えが思いつきませんでした。ただ、何かをしなければならないと思っていましたので「少しでも気分を和らげてあげる事ができれば(特にお子さんの)」と、チョコレートをいっぱい買って訪問しました。

先週金曜日の段階では、避難されている方は 300名程度だったと聞いています。

そこで、自分が強烈に感じた事は「両手いっぱいの 100個程のチョコレートがあってもどうにもならない」という事実です。誰が今、チョコレートを受け取る事を望んでいて、誰が今、チョコレートを受け取る事を”嬉しい事だ”と思える心境にあるのか分からない。そもそも、人数に対して、チョコレートは足りない。

結局、3-4家族が合同で生活していそうな子供の多いシートの方に「皆さんでお分け下さい」と言ってチョコレートを置いてきただけでした。

自分の力の無さ、現実認識の甘さ、精神的な弱さを思い知って帰ってきました。

自分は弱かったです。

中途半端な事をしてしまい、避難されている皆さんに対して、非常に申し訳無い事をしました。

ただ、自分の弱さを実感できましたので、なんとかこの気持ち、経験を糧に前に進めていきたいと思います。自分にできる事、できない事をきちんと把握して、できる事を精一杯やる、当たり前の事ですが、とても大事な事だと思いました。今日より、一層、目の前の事を一つ一つ大事にして、日々精進して行きたいと思います。

先日、「日本はその国民以外に資源を持たない国」と評されていました。

とても、嬉しい言葉だと思います。自分自身に誇りを持って、生きていきたいと思っています。