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2011-3-27 社長blog

3.11 は「TSUNAMI」なのか「FUKUSHIMA」なのか

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東北地方太平洋沖地震で甚大なる被害を受けられた皆様、人生で相当困難な時期にあたると思いますがなんとか頑張って下さい。

私どもにできる事はわずかですが、できる限りの事をさせていただきます。なんとか、乗り切っていただければ、と思います。
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上記の記述に関して、今後も気持ちは持ち続けますが、毎回の記述は今回で最後にさせていただきたく思います。まだまだ、災害が進行中で、何も改善していない地域の方がおられる状況、原発の状況はありますが、災害発生から2週間が経過し、一旦の区切りとさせていただければと思います。

私は、経済学者でも、政治学者でもありません。

普通のプログラマとして、一般人として地震発生から2週間の今、思っている事を記録的に記述しておきます。

表題の件、私が今、多くの時間考えている事です。

今、大事なのは、心を砕か無ければならないのはどちらだろうか、と。

地震発生後、多くの方の命と生活を奪ったものは「TSUNAMI」であったように思います。今、この瞬間一番大事な事は「TSUNAMI」だと思っています。進行中であるのは「FUKUSHIMA」である事は承知しています。そして、私の直接の生活に影響があるのも、「FUKUSHIMA」です。ただ、今は、まだ、「TSUNAMI」の方々を第一に考える時期では無いかと思っています。(我々は、です。関係者の方々は FUKUSHIMA・・・お願いします。本当に。)

今は、「TSUNAMI」にあった方々の気持ちをやわらげ、物資を届け、被害の少なかった地域への受け入れを進めていくことが第一かと思っています。

今できることは「TSUNAMI」に捧げて、これからの事は「FUKUSHIMA」も同時に考え無ければというのが「FUKUSHIMA」に直接関与できない私の今の気持ちです。
#本来であれば、人海戦術要員として、30代後半男子(子供生産済み)の私は、FUKUSHIMA でお役に立ちたいと思っています。ただ、それは受け付けてもらえない気持ちだと認識しています。(参加する方法があれば、ご教授いただきたい。)

今は、「TSUNAMI」重視だ、という思いを持ちつつ、もう少し、「FUKUSHIMA」に関して今思っている思いを記します。

仙石さんが、「電気料金のUpを」と発現されたようですが、私も同じ気持ちです。今夏、来冬、電力が不足すると言われていますが、それ以降もどうやって原子力無き後の電力を賄うのでしょうか。今までのような価値観、生活では、維持できないと思うので、日本は思い切って「エネルギ費用負担高」の国を目指すべきかと。特に個人に対して。車での外出、電気の使用は”お金持ちさん”の特権という暮らしです。私は、悪く無いと思います。

上記の判断は新しい価値観の導入を必要としますが、それは、後から湧いてくるでしょう。まずは、本当にそう言う社会をつくれば良いかと。今、この時を逃して、移行するチャンスは無いかと思います。そして、その分の負担を食料品、日用品の補助に充てるというのはどうでしょう。日本はエネルギは高価格だが、食糧は安い。どうです?面白い特化した社会じゃないですか。新たな価値が世界の中の日本として出てくるような気がします。

移動が費用高になるので、そもそも、サテライトで仕事をする事が進み、東京から人が減るかと思います。週末だけ車で自然に触れようなんて甘い夢。自然が好きなら都会に住むな、的な発想です。それで、良いのじゃないかなぁ。

震災前の色々な問題まで解決するバラ色のアイデア!とはまるで思いませんが、3・11 が大きな転換期だというのは本当だと思います。言葉はおかしいですが、幸いにして「FUKUSHIMA」の為に、多くの日本人(関東在住の)が、今回の災害を自分に起こった出来事として共有できました。こんなチャンスは国家としてもう、二度と無いですよ。

ここで変わらなければ、どうするんだ、という気がします。

世界に誇れる日本へ。

子供達に「日本は素晴らしい国なんだよ」と誇れる社会へ。