Kaggle社が開催するコンペティション「Google Universal Image Embedding」において、弊社データサイエンティストの難波 誉昌が第3位に入賞しました。また、この成果によりランクがKaggle Masterに昇格しました。

「Kaggle」は AI / 機械学習を用いたデータ分析技術を競う世界的コンペティションプラットフォームであり、世界中のデータサイエンティストやエンジニアが参加し日々分析技術の腕が競い合われています。
コンペティションで秀でた成績を残すと与えられる称号の「Kaggle Master」は日本に約200人と言われ、データ分析の領域において高い技術・知見を持つ証となっています。

今回のコンペティションはGoogle主催のもと行われ、異なるドメインの画像群が分析対象となりました。具体的には、衣装、芸術、ランドマーク、パッケージ商品、食事など多岐にわたる画像から、特定の物体が写っている画像を検索するモデルの開発と検索精度が競われました。
通常のコンペとは異なり「学習データ」は主催者から提供されず、参加者は自身で学習データを用意する必要があったため、未提供の学習データをどのように収集し効果的にモデルをトレーニングするかがポイントとなりました。
画像の多様性や品質に対する対処策、データ拡張手法の活用など工夫が求められるなか精度向上に挑み、本コンペティションにおいて3位入賞を果たしました。

株式会社フェリックスでは、創業以来取り組んできたR&D分野の開発にこうしたデータサイエンティストの知見を取り入れると共に、データ分析業務のさらなる拡大に取り組んで参ります。