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2023-1-2 今年の総括

2022 10大ニュース

ferix 10大ニュース

2022年もまた一年が終わりました。いつもながら精一杯走り抜けた一年でした。ただ、2022年の前半は何をやっても上手くいかない状況でした。後半、やっと少し軌道に乗ってきたでしょうか。もうすぐ、50才になろうというのにこの迷走感。それでも、全力で走り続ければいつかはどこかに辿り着けると信じて。また2023年も走ります。

踏み出す前には前後に振り返りを、という事で今年もいつもながら ferix 10大ニュースで2022年を振り返ってみたいと思います。

  1. 育児休暇5人!
     いやー、なんやかんやとやっぱり top はこのネタ、でしょうか。20人しかいない会社で5名が同時に長期休暇という大試練。こんな事、2022年元旦には全く想像もしていませんでした。しかも、1名を除く皆さんが「1年間お休みします!」とのこと。時代ですねぇ。
     それでも、まぁ、なんとか乗り切れるのでは無いかと思っています。もちろん、2022-2023年の売り上げは厳しいでしょうけども。世の中全体で子供を支える時代に入ってきましたね。日本にしては珍しく制度を先行させたので、ぜひこの後しっかりと理念と未来像も示していただきたい。「子供の数が増えること = GDP を下支えする人間の数が増えること」こんなしょーもない未来地図は見たく無いですからね。何が個人の幸せで、何が社会の未来像なのか、しっかり考えていきたいです。
     我々も制度の経験者ですので、我々なりの答えを見つけていきたいですね。
     それにしても、「(休みの希望という)言いたいことを言える会社」ってのは実現できているようだ、と実感しています。それは良かった!
  2. エネルギー事業への参入
     自然電力さんという会社さんと話をさせていただき、今年の後半からエネルギー事業で勉強させてもらっています。実態としては、私が出向に近い形でお世話になっています。今は既存の EMS の適応先を営業
    開拓している状況ですが、制度への理解、社会課題の整理、ferixの長所の適応箇所の見極め、これらの事が終わればしっかりと自分達の事業領域を定めて独自の指針で市場参入していこうと思っています。
  3. 人材採用/定着の課題
     4月に期待の若手と1年前の新入社員さんが、12月に次世代のエースが、それぞれ退職されました。残念です。3名とも「ferix という枠に収まりきれないほど大きくなった」というのが私の想いです。もちろん、個別にはいろいろな事情があるかと思います。ですが、ferix さえ「場」を提供できれば・・・・と3人共に思っています。
     一方で、新入社員さんは1名。今年はなかなか採用に苦戦しました。2-3年前に年間100名以上の応募の母集団を形成できていた時とやり方は何も変えていないのに結果は非常に厳しいものでした。我々の発信が届いていないのでは無い、という事実を重要視しています。社会が求める情報が変わっているのに、発信側が変化できていないのでは無いでしょうか。ベンチャーとして、常に変革を試行する社会のニーズに応えていきたいと思っています。そんな思いの会社なのに、社会ニーズと隔てがあるような集団になってしまっていては本末転倒です。
     来年は改めて採用というか、発信に注力していこうと思っています。
  4. 創業メンバが社外へ
     2005年8月、ferix はこの世に生まれ落ちました。その時点から調整をしつつ結果的に1年後の2006年に合流してくれれた創業メンバの1人が今春社外へ出ました。退職でもありませんし、今後の復帰を視野に入れて・・ではありますが結果的に業務から、会社のイベントから、いなくなっていることは事実です。これも大事な糧にして、ferix を変革していかなければと思っています。
  5. 2拠点生活開始
     2019年9月〜の留学から始まった、川原の「自分探しの旅」。2020-2021年は地域活性化の観点で日本中に出張していました。特に、リモートワーク/ワーケーションの文脈で知的労働である我々プログラマーの特性を活かせるのは?と思ったからです。ですが、「どうも違う」といのがやってみた気づきです。ただ、何が「違う」のかを言葉にできなかった。では何が「違う」のか、改めて自分の原点は何なのかを知るために、2拠点生活を開始しました。
     1つは、当然板橋に本社を置く ferix での勤務(埼玉在住)、もう一つは愛媛県松野町目黒地区、です。そちらの古民家をお借りして、土地の方々といろいろな活動をしています。田んぼの田植え/稲刈り/雑草引き、用水路の掃除/管理、季節イベントの参加/お手伝い。長く時間をいただくことで自分の原点は見えてきました。それは「手の届く人のために」というキーワード。
     これを、エネルギーと掛け合わせるにはどうしたら良いのか。
     2023年は、それを考える一年になりそうです。
  6. 忘年会開催
     いや〜、4年ぶり?に忘年会でした。covid-19 の馬鹿野郎〜!
     1年に1回、社内のみなさん、お客様、協力会社の皆さん、そして金銭的な関係は何も無くても ferix をしっかり支えてくださっているみなさま、そういうたくさんの方々に直接お礼を言わせていただく機会、それが弊社の忘年会でした。やっとできました。自己満足的な表現で申し訳ないですが、忘年会では力をいただきます。これだけ多くの皆様が大なり小なり ferix というチームに力を注いでくださっている。それは確実にしっかりと結実するものを作っていかなければなりません。そのための舵取りは本当にしっかりとやっていかなければなりません。
     改めて、心を強くする大事な1日です。復活して良かった。
  7. サウナバス事業!
     弊社が提出していた事業再構築補助金が採択されました!やった!
     ということで、ferix はサウナバス事業を行います。来年度から。サウナバス事業とは、バスの中身をサウナに改造!です。考えただけで面白いですよね。ワクワクしますよね。実際楽しいです。さて、これをどうやって社会実装してくのか。作るのは可能です。問題は、社会にどんな価値を創造するのか、社会にどんな問いかけをするのか。今冬、連日たくさんの方々とアイデアを練っています。バスの内外装もそうですし、運用方法(営業方法)もそうです。しかし、同時に「我々は社会に何を問いたいのか」も考えられる皆さんなんです。それが面白い! 例えば、アドレスホッパーの一橋さんや、Sunday Funday の菅原さん。ものすごい素敵な方々です。
     法人としての力の注ぎ先は前述しましたようにエネルギー(地球環境)なのですが、このサウナバス事業も相乗効果を狙っていきたい案件です。
  8. 体制大混乱
     こちらも2022年の10大ニュースに上がってきますね。2022年が大きな節目となりそうな気がします。
     前述の通り、創業メンバが1名会社を離れました。同時に、川原も大きく開発現場の監督から離れています(監督は離れたのですが、開発プロジェクトの管理はまだまだたくさんやっています)。川原が監督を離れた狙いは、川原の持つ知識が少し古くなったことです。同時に、アイデアが固定化している川原が全体指揮を取るより、現場が本当にやりたい動きが取れるように、というための方針転換です。これが少しづつ上手くいき始めたかな・・・と思ったタイミングと皆さんの育児休暇取得タイミングが重なりました。もうそれは、とてもとても大変な大混乱が起こってしまいました。
     ferix の中の皆様、すみません。
     2023年はこのあたりを整理して、新しい体制で取り組んでいこうと思っています。まだ、具体的なアイデアまでは描ききれておりませんけども。
  9. 検討部会制度導入
     社内の制度ややり方に関して、ある程度のことはトップダウンでは無く、ボトムアップで決めていこう、という流れを作り始めました。
     それが、「検討部会」という制度です。社内をプロジェクトの肩書き関係なく、4つに分割して、定期的に「xxx の話題に関して検討してください」というタイトルを明示して検討をいただく制度です。「出社の方式」、「社内勉強会のやり方」、そんなことを検討してもらっています。好評だった社内勉強会「hello study」も少し形を変え始めています。社内コミュニケーションの活性化視点で「hello talk」というものも始まりました。
     少しづつ、少しづつ形を変えながら最適に近づいていきたいですね。
  10. 売上減少
     裏表なく書く必要があるかと思います。2021年度の決算は前年比売上減少、2022年の決算も同様が見えています。
     ご期待いただいているのに大変申し訳ございません。それでも、中の人の幸せ感は増幅していきたい。それにはどうすれば良いのか・・・、まだはっきりとはわかりませんがやはり、最近のパーパス経営などは1つの答えに近いものなのかもしれません。ここは、社会課題である人口減少問題と絡めて2023年も考え続けるところかと思っています。
     同時に、やっぱり売上も伸ばさないと、ですよね。2023年もさらにもう一回頑張ります。

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